誰に・・どこまで・・

昨日は娘の学校の個人面談でした。思いっきり冷や汗、、かいてきましたー。。
娘の担任の先生には、私の病気の事は話していません。見た目とっても元気だし、学校行事にも全て出席出来ている状態なので今は話さなくても良いかな〜って思ってます。
中二の娘は受験(私の病気が分かった年、親としてあまり力になれず情けなかった・・)をして少し遠くの中学に行っているので、同じ小学校から一緒の子も無しなんです。
小学校ほど頻繁に学校に出向くことも無いので、新しく知り合ったママ友とも学校で会えば話す、用事のある時だけメールする位の関係で個人的なことを突っ込んで話す関係には至っていないんですよね。
親しくなったらなったで、いつか話さなくちゃって気持ちもあって、自分から少し距離をおいてしまっているところもあったりして・・・
話したら相手も気を使うだろうし、どう対応したら良いか判らなくなるかも・・とか色々考えてしまう・・。
ホントはもう少し積極的にPTA活動にも参加したいけど、一年間元気に活動できるかな?って思うとどうしても弱気になってしまう。
今のところは長いスパンのものではなく短期で参加できることにはなるべく参加するようにはしてるけど、数ヶ月先の話には何だか自信がもてなくて・・。
それでも数ヶ月先の予定をお引き受けすることで、自分も頑張れるってこともありますしね。。出来る限りやってみよう〜とは思ってますが・・。

で、今、私が病気のことを話している友人は学生時代やOLの時からずっと親しくしている親友、数人のみなんです。(転移性なので益々話し難い・・)
話せば皆心配してくれます。逆に心配かけて申し訳ない位・・。
近くに居る人にほど話しにくかったり・・。変に噂で広まるのも嫌だし。全てを話すことがそんなに大切なことなのかなあ〜〜分からなくなる・・。
誰に、どこまで話すのか・・永遠?の課題です〜。
とにかく元気で、元気でいればいいんですよね!!

皆既日食に思う・・

昨日の皆既日食、うちの方では残念ながら部分日食も見られませんでした。(と言うか、どんより厚い曇り空だったので最初から諦めて空を見てなかったのですが・・)
テレビで観た上海や硫黄島皆既日食、素晴らしかった!感動的だった!
神秘的で壮大な自然現象。。宇宙空間。。太陽・月・地球・・。
生きとし生けるもの全て、自然の摂理によって生かされてるんだ!って思えて・・。自分の悩みなんてちっぽけに思えたり・・。
与えられた命、大切にしなくては。。
実際に見たらもっともっと感動できたんだろうな〜。
次に日本で見られるのは・・待てないなあ〜。
来年はイースター島で見られるって!行きたいなあ〜、行っちゃおうかなあ〜。
自然にパワーを頂いた時間でした。

後悔のない人生

昨夜は久し振りに家族三人で”焼肉”をたらふく食べて来ました。 病気が分かった頃、様々な関連本に記載されていた「肉類は食べてはいけない!」の言葉に洗脳され、全く食べられなくなった時期がありました。それまでも好んで多くを食べていた訳ではないのに、「肉=死」みたいな脅迫観念に襲われて・・。でもいつしかそれがストレスになってしまって・・。なので今は控えめにはしてますがしっかり食べる時は食べるで頂いています。
このところの暑さもあって、スタミナ付けないことには色々乗り切れませんからね。尊敬する漢方医も「身体が欲するものを適度に頂くのが一番だ」とおっしゃっていました。適度に、、が大切ですよね。
ところで、後悔のない人生を送ることなんて出来るのかな?最初の主治医に「後悔のないようにね。」って言われたことがあって、ふと思い出して考えてしまいました。もちろんそんな人生を送れたら幸せなことだと思う、けど、あの時違う選択をしていたら病気にならなかったのかな?とか今までだって良いことも悪いこともあって、思い起こせば、沢山後悔もしてきた自分。きっと人は色々後悔しながらそれを時の流れと共に昇華しながら生きていくんですよね。忘れるという人に備わった大きな能力に助けられながら・・。
これから先、なるべく後悔することが少なくあって欲しいと願いつつ、まずは自分らしく生きていきたいですね。。

楽しんだ者の勝ち??

今日は夏休み前最後のランチ。いつも気遣ってくれている友人と美味しいパスタと焼きたてパンの食べ放題!。
美味しい食事と楽しい会話でまたまた元気の素を頂いてきました。先日の検査結果も喜んでくれた友人。ホントに有り難いです。彼女には私のこと全てを話しています。いつも力になってくれている感謝感謝の存在。
美味しく物を頂けるのは幸せなことですよね。病気になるまで気づかなかった事の一つ。。病気になって初めて気づくことが沢山。命は永遠ではないこと・・、普段の何気ない日常が決して当たり前ではなく、大切なこと幸せなことで溢れていること・・。自分の命は自分だけのものではないこと。皆に支えられて存在すること。・・今を大切に・・。
以前友人と話したことがありました。人生、長いにしろ短いにしろ、楽しんだ者の勝ち!?って。勝ちって言葉はあまり好きではないので、う〜ん、お得って感じでしょうか。どんな小さなことにも楽しみを見出して、た〜くさん楽しんじゃいましょう〜。免疫力アップにも繋がりそうだし・・。
何かをする時、病気だから出来ないって臆病になっていた時期もあったけど(勿論今でも)、きっとそれは病気だから出来ないって思い込んで決めてしまっているだけで、私の場合、結局は元気でもやらないんだろうなあ〜。無理のない範囲でしたいことして行こうと思います。この夏も・・。

通院日(7月)

今日は通院日。先日のPET/CTと頚椎MRIの結果を聞く日でした。
結果、新たな転移は見つかりませんでした!ほっ・・。
左肩・腕の痛みは尋常じゃないし、骨転移?って少し覚悟してた部分もあったのでほっとしました。PETの映像、脳と心臓にはブドウ糖が集積しやすいとのことで除外して見てみるとのこと。私の身体の今癌がある部分、右乳房と肝臓にはしっかりブドウ糖が集積されていて真っ黒に映ってました。新たな悪者が出現しなかっただけ良し!としましょう。MRIでも肩から腕の骨には異常が見られないとのこと。良かった!!穏やかな話し方と丁寧な説明、いつもながら心落ち着くのですよ〜。
と言う事で、左肩腕の痛みは、アロマシンの副作用か五十肩か?ってことで、漢方薬加味逍遥散エキスを処方されました。効くかどうかは確率半分だそうです。効けば儲け物って感じで試してみましょうかってことで。Dr曰「僕の奥さんも五十肩の時、どうしてあなた医者なのに治せないのよ〜!っていいながら漢方や針治療してたけど、本人が効くって思ってなかったから効果なかったよ!」って。ふむふむ・・信じる者は救われる精神で試してみましょう、漢方。またまた薬が増えてしまったけど・・。
とにかく「頚椎に異常が無くてよかったね!」のDrの笑顔に今日も元気をもらって帰宅しました。モヤモヤが一つはっきりして少し安心して夏休みを過ごせるかな・・。こうして一つ一つ乗り切っていこう〜。

2年前の7月

2年前の7月、私は乳癌患者になった。今月で丁度2年。あの時の事を思うと今元気で居られることが夢のよう・・
2007年7月末日、右胸にしこりを感じた。(いつ気付いたのか、いつからなのか覚えていない)。ただどうしてもその日病院に行かなくてはと思った。半信半疑の中、何かに背中を押されるように・・。
暑い夏の日差しが照りつける午後、クリニックに電話を入れ、電車で一駅、以前通院していた婦人科クリニックで聞いていたマンモのあるクリニックへ。
市の乳癌検診問診表に記入し、しばらく待ったところで診察。右乳房にしこりを感じることを告げると、触診後Dr.は「右に二つあるね」と。「え?二つですか!」自分では全く気付いていなかった。かなりドキドキ・・はっきりしたしこりがある場合、市の無料検診では受けられないことを知る。直ぐにマンモグラフィー検査。検査結果を廊下で待つ間、Drと看護師さんがカーテンの隙間からこちらをチラッと・・。嫌な予感。。
診察室に呼ばれ、CT検査。画像を見せてもらい説明を受けながら「たぶん悪いものでしょう・・」とDr。悪いもの=癌、だ、よ、ね!いきなり告知されてしまった私。??上手く受け止められない。。丁寧な説明もよく頭に入らない、、癌だって、私!!
「ここでは治療できないので大きな病院紹介します、どこにしますか?」って、分からない・・どうしよう。「ちょっと考えて、夫と相談して・・」。「じゃ生検もここでしておきますか?結果が出るまでに病院も考えておいて」とDr。で、針をぶすっと・・「これは・・」たぶんまさしく癌の色?をしていたのでしょう。「恐らく間違いないでしょう」とまたもや正面パンチ。
落ち着くまで別室で看護師さんと暫らくお話し・・「2cmなら・・友達も・・前だけ向いて・・」、、優しい。その時何の知識も無かった私。だだ夫にどう話そう、検診に行くことさえ話して無かった。子供のこと。。どうなるの私。不思議と涙は出なかった。
帰り道、私は乳癌患者になっていた。夫には勤務終了時間を待って、とりあえずメールで伝えた。{気を落ち着けて聞いてね、検診で乳癌かもって言われた}と。ほんとは、か・も・ではないけど・・。これが私の乳癌患者生活の第一歩だった。